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完熟ばなな川崎店 まさみです。
2026/10/26 22:03
雨の八王子。
仕事を終え、駅へ向かう途中、一体の裸婦像に目が留まりました。
「立つ女」
雑多な看板がひしめく繁華街。
雨に濡れた舗道の傍らに、ひっそりと佇む女性。
柔らかで、豊かな肉体。
たおやかでありながら、凛とした姿。
昨今、街角の裸婦像が「時代にそぐわない」と議論されることもあるようです。
けれど、そもそも「健全さ」とは何なのでしょう。
私自身、世間から必ずしも好意的な眼差しを向けられるわけではない仕事をしています。
だからでしょうか。
この女性の姿に、ほんの少し自分を重ねてしまったのかもしれません。
雨の夜、繁華街、そして裸婦像。
なんとも出来すぎた舞台設定。
まるでドラマの登場人物にでもなったような、そんな自分の感傷に少々酔っていることも自覚しているつもりです。
世の中には、人を感動へと導く巧みな仕掛けが、至るところに用意されています。
それを承知で、図々しく楽しんでしまうのも、また悪くない。
けれど、心を揺さぶる何かは、案外、道の傍に落ちているものです。
誰に教えられるでもなく、何かを期待するでもなく。
ふと足を止めた、その瞬間。
胸の奥に生まれる小さな小さな揺れ。
その小さな振動こそが、今、私がここに生きている何よりの証拠なのだと思います。
距離や時間の長短にかかわらず、旅は人を成長させてくれる。
そんなことを考えながら、八王子の夜をあとにします。
今夜は、松任谷由実の「雨に願いを」を聴きながら。
川崎へ帰ります。
まさみ


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